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不妊治療で卵管造影した感想〜検査の流れや痛みは?【体験談】

不妊治療の初期段階で行われることが多い「卵管造影」という検査。

卵管造影は痛いっていう口コミが多くて怖い・・・」と不安になっている人も多いのではないでしょうか?

ということで、卵管造影の検査を受けたことがあり、現在不妊治療中の筆者が、実体験をもとに検査の流れや痛みなどについて詳しく解説してみたいと思います。

3分ほどで読めますので、ぜひご一読ください。

卵管造影とは?

卵管とは、子宮と卵巣をつなげている管のことで、卵子と精子の通り道となっています。

その卵管に詰まりがなく、ちゃんと通っているかどうかを調べるのが「卵管造影」で、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療を受ける人はほとんど全員が受けるものです。

卵管の最も狭い部分の内径はもともと1ミリほどしかありません。

そのため、感染や炎症など何かしらの原因で塞がってしまったり、癒着がおこってしまったりすることがあるのです。

卵管がきちんと通っている場合と、通っていない場合では、今後の治療方針が大幅に変わってくるため、「卵管造影」は不妊治療の最初の段階でやっておいた方が良い検査とされています。

ただ、タイミング法や人工授精はやらずに、体外受精のみを考えているという場合、卵管が通っているかいないかは関係がないため、卵管造影は必須ではありません。

卵管造影にかかる費用は、だいたい5,000円から1万円ほどで、受けるタイミングは月経終了から10日目までの間とされています。

卵管造影の方法としては、超音波検査とレントゲン検査の2種類がありますが、レントゲン検査が一般的です。

超音波検査の場合も、レントゲン検査の場合も、造影剤という液体を子宮内に注入して行いますが、卵管が詰まっている人は、この造影剤が通る時に圧がかかるため痛みを感じることがあります。

卵管造影の方法(レントゲン検査の場合)

では、卵管造影の具体的な方法をご紹介していきましょう。

まず、子宮の入り口からバルーンカテーテルという、先端に風船のようなものが付いた管を入れます。

この管が抜けないようにするためと、膣内に造影剤が逆流しないようにするために、子宮の中でバルーンを膨らませます。

そして、そのカテーテルを通して、造影剤を子宮内から卵管へゆっくり流し込んでいきます。

造影剤を流す時間は1~2分ほどです。

造影剤はレントゲンで白く見えるため、卵管が通っているのかどうかをはっきり確認することができます。

「バルーンを膨らませる時」と「造影剤を流す時」に子宮が圧迫されることで痛みを感じることが多いため、病院によっては検査前に痛み止めの座薬を使用する場合があります。

卵管造影を実際にやってみた感想

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ここからは、筆者が実際に卵管造影をやった時の感想についてご紹介していきます。

私の友人で不妊治療の経験者が2人いるのですが、一人は「めっちゃ痛かった」という感想で、もう一人は「全然痛くなかった」という感想だったため、自分は痛くないタイプだと良いなぁと思いながら診察室に向かいました。

そのままスカートやショーツなど、下に履いているものを全て脱ぎ、診察台に座り、バルーンカテーテルを挿入。

ここまでは全然痛くなかったので「なんだ、結構大丈夫かも」と思っていたのですが、先生が「それじゃあバルーンを膨らませますね。ちょっと痛むかもしれません」と言った次の瞬間、いきなりドーンとかなり重めの生理の時のような痛みが下腹部を襲ってきました。

“ちょっと痛む”どころの痛さではありません。

そんな痛みに冷や汗をかきながら、下半身にバスタオルを巻かれ、レントゲン台まで歩いて移動。

レントゲン台は、硬いベッドのようなものでした。そこに仰向けに寝た状態で、カテーテルから造影剤を注入されます。この時もずっとバルーンを入れた時の痛みが続いていたため、注入時の痛みはよくわかりませんでした。

「すぐ終わりますからね」と先生に声をかけられながら、目の前にあるレントゲン映像を見ていると、子宮内に注入された造影剤が白く写っていて、それが卵管の方まで流れていき、クルクルと縁を描くように先端まで通っていくのがわかりました。

造影剤が流れていくスピードが左右の卵管で違っていたのですが、「左側の卵管が少し通りづらくなっていたみたいだけど、造影剤を流す圧で開通したから大丈夫」とのことで、ひと安心。

そして、造影剤の注入が終わりバルーンカテーテルを抜いてもらうと、急激な痛みは少し落ち着きましたが、完全には治まらず、段々と気分が悪くなってしまったので、病院のベッドで少し休ませてもらうことに。

医師からロキソニン1錠を処方してもらい、電気アンカでお腹を温めながら横になっていると30分ほどで痛みが治まりました。

「卵管造影は痛い」とは聞いていたけれど、私にとっては予想以上の痛みでした。

今回、検査前に痛み止めの座薬はありませんでしたが、もし痛みが不安な方は、あらかじめ「痛み止めの座薬を使用したい」と医師に相談しておくと良いと思います。

卵管造影をすることで妊娠しやすくなる!?ゴールデンタイムとは?

私の場合もそうでしたが、軽い卵管の詰まりであれば、造影剤を流し込むときの圧で開通させることができ、卵管の通りを改善することができます。

つまり、卵管造影をすることで妊娠しやすくなると言えるのです。

期間としては、卵管造影後、約半年間が「ゴールデンタイム」だと言われています。ちなみに、卵管造影を受けた友人2人は、どちらもゴールデンタイム中に自然妊娠に成功していました。

卵管造影は、人によってはとても痛いので、受けたくないという気持ちが強くなるかもしれませんが、卵管が開通することでチャンスの幅が広がる可能性もあるため、ぜひ受けてみることをオススメします。

「不妊治療で卵管造影した感想・検査の流れや痛み」まとめ

今回は、不妊治療の検査で卵管造影をやってみた感想や、流れについて詳しくご紹介いたしました。

毎月きちんと生理が来ていて、基礎体温も正常だったとしても、卵管が詰まっていないとは限りません。

妊活を始めて1年以上経っても妊娠しないという場合は、早めにクリニックに受診して検査を受けてみるのがオススメです。